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学研CAIスクール 鳥取湖山校 の日記

中学生教科書改訂について

2011.11.01

寒さが本格化するこれからの季節、防寒と節電のバランスが
悩ましいところです。

さて、今回も引き続き、「新しい教科書の使い方」について
お話しさせていただきます。

①教科書づくりのルールが変わって、教える単元は決められているものの、その内容に上限がなくなったこと
②そのため教科書出版社によって、発展的内容をどう扱うかが異なっていること
③教科書に載っているすべての内容が学校で教えられるわけではないこと


前回お伝えしたことをまとめると、この3点になります。

これらのことから、今回の教科書改訂では、
教科書そのものの位置づけが大きく変わったことがわかります。

では、どのように変わったのでしょうか?

数ヶ月前、いくつかの出版社の新教科書をまとめて
見る機会がありました。

そして、新しい教科書を手にして真っ先に感じたことは
「これが教科書か!?」「ここまで変わったか!?」ということでした。

ある出版社の数学の教科書を開くと、そこには
この本の使い方」という見開きの2ページ。

そこには、塾のテキストや市販の参考書や問題集などに
あるような重要ポイントなどを表す各種アイコン
関連単元をさかのぼれるリターンマークなどの説明が
書かれています。

また、次のページには、「誤りは消さずに残しておこう
図は大きくかこう」などの吹き出しを入れて、
役に立つノートの作り方が具体的に示されています。

そして、章末・巻末には、生徒の理解度に応じて選べるように、
基本から応用までの演習問題が載っています。

まさに、生徒に「自立自習」を促すような作りとなっています。

自習

特に数学・理科の新しい教科書は、オーバーかもしれませんが、
学校での学習に使うだけのものではなく、自ら学ぶための
参考書・問題集であると言えるかもしれません。

このように、使い勝手がよくなった教科書ですが、
内容的には質・量ともにボリュームアップしているわけですから、
実際に使う子どもたちへの負荷は高くなります。

そこで大事なのは、子どもたちの立場から
「どう使えばいいのか?」を考えていくことだと思います。
多くの学習塾では、
ゆとり教育時代も、成績向上や志望校合格を目標として
削除内容をカリキュラムに盛り込むなどして、
本質的な学力を追求してきました。

加えて、数年前に、将来を見据えた
キャリア教育をいち早く導入して、「自立自習」への
動機付けを継続的に行ってきたこともあり、
生徒たちは今回の教科書改訂にも柔軟に対応できる
と思っています。

先に述べたことはやや手前味噌ではありますが、
新しい教科書で学ぶ子どもたちにとっては、家庭や学校、
学習塾といった子どもたちを取り巻く環境が、この
「自立自習」の姿勢をどれだけサポートできるか
重要になってくるわけです。

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