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2012中学生教科書改訂について

2011.10.21

 朝夕は秋の気配を肌で感じるようになりました。ご機嫌いかがですか?

さて、今回からは話題を変え、来年度から実施される「中学の教科書改訂」についてお話しさせていただきます。

いずれお子様が進学する中学の学習内容の変化ですから、ここはそのネライや中身を押さえておきたいところです。

すでにマスコミ報道などで、お知りおきいただいている内容もあるかもしれませんが、よりわかりやすく、そして詳しく確認していきたいと思います。

まずは、背景や概要をお話して、それに続けて各教科のポイントなど、徐々に深く掘り下げていきます。


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今回の改訂のキーワードは、小学校教科書の改訂と同様に「脱ゆとり」です。

「ゆとり教育」は、日本の国際競争力の低下を懸念する世論を受け、本格的に「決別のとき」を迎えようとしています。

では、どれくらい教科書が変わるのでしょうか?

ボリュームの面での増加が顕著なのが、数学と理科です。「ゆとり」時代に使用された教科書では、2000年度検定が学習内容削減のピークでした。なんと、このときと比べ、新しい教科書は、数学で63%、理科で78%の増加となります。

思えば、あのときの改訂では、学習内容の削減の多さに「なぜ、これほどまでに・・・」という印象を抱いた記憶があります。

もちろん、ボリュームだけでなく、数学の「解の公式」など、従来までの発展的内容が通常の学習内容に組み込まれるなど、全体的に難易度も高くなります

特に、数学・理科に関しては、「ゆとり」時代に学習内容の上級学年や高校への「先送り」が多くの項目について行われましたのが、今回の改訂で「元に戻った」といった感覚かもしれません。

まとめると、新しい教科書は
①PISA型学力の重視
   (知識を習得するだけでなく、それを活用する能力の育成)
②基礎基本の徹底
   (小学校や前学年内容のスパイラル学習、豊富な練習問題)
③言語活動の拡充
   (自らの意見の発表につなげる設問、レポートのまとめ方)
④改正教育基本法の反映
   (環境保全や公共の精神、伝統文化にちなんだテーマ設定)

の4点が、各科目の特性を活かした形で盛り込まれていることが特徴として挙げられます。

次回からは、各教科の教科書改訂におけるポイントをお伝えしていく予定です。

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