学研CAIスクール 鳥取湖山校 の日記
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これからの高校入試はどうなっていくのでしょうか。
2011.12.07
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今回は、この教科書改訂がもたらす高校入試への
影響についてお話します。
それは、少なくとも公立高校の入試問題は、
指導要領に基づいて作られるからです。
今は小学生でも、3年~数年後には高校受験生ですから、
関心をお持ちではないでしょうか?
まず、お話しておきたいのは、学習内容の変化は
小学校の教科書が改訂された今年、中学校の教科書が
改訂される来年からの動きではないということです。
新しい指導要領に盛り込まれた改訂内容の指導は、
数学と理科を中心に2009年度から段階的に
行われてきました。
これは学習内容を2012年度からスムーズに切り替える
ためで、「移行措置」と言います。
つまり、実質的には、すでに現在の中学生も、
新しい学習指導要領を先取りして学習しているわけです。
そして、ここ1、2年の入試問題には、私立は言うまでもなく
公立高校においても、この先取りの内容がすでに出題され
始めています。
そこで、今後の変化も予想するには、新しい指導要領を
反映したここ1、2年の入試問題の変化を分析することが
有効なのではないかと考えました。
では、どのような問題が出題されるようになったのでしょうか?